映像化するならこれがいい!くわわオススメ本

ブログメンバーオススメ本シリーズも終盤にさしかかってきました。
私が今回オススメするのは『映像化して欲しい本』です。

きのう何食べた?』よしながふみ
kinounanitabeta

2LDKのアパートで男二人暮らしのシロさんとケンジが月2万5千円の食費で自炊する話です。

紙面の半分以上は料理担当のシロさんの調理シーンが続く異色のグルメ(レシピ?)マンガ。彼の作る晩ごはんの特徴は、ひとつの大皿にバーンと盛るのではなく、必ず主食に汁物とおかずが数品という、作る側としてはちょっと面倒なものなのです(え?そう思うのは私だけ?)。ですがこちらの方が、種類の多さによって見た目で満足できるから食べ過ぎを防ぐ効果があるのだとか。
すぐに手に入る食材を使い(なければ代用品もOKというおおらかな説明付き)、洗い物も最小限に済ませられるように考え、丁寧に段取りよく調理をすすめていくので、読者に『自分でも出来るかも』と思わせるところがこのマンガの良さだと思います。

また、二人がちょっとした仲違いをしたときや、二日続けて同じメニューになるときなどにお互いの細やかな心配りが随所にちりばめられていて、食べること、一緒に暮らすということの楽しさ、難しさを教えてくれる本でもあります。

もし映像化されるのなら、シロさんは西島英俊さん、ケンジは大泉洋さんがいいですね。料理担当は飯島奈美さん(映画『南極料理人』『カモメ食堂』や、朝ドラの『ごちそうさん』等を手掛けたフードコーディネーター)に是非お願いしたいです。

ジェノサイド』高野和明
genocide

この本は、今まで私が人に勧めて最も反響が大きかったものです。ストーリーが壮大すぎるのであらすじはここで。
590ページという大作ですが、読み始めてすぐに引き込まれ、ページをめくる手が止まりませんでした。

こちらは是非ともハリウッドで3Dとして映像化していただきたいです。
鍵を握るキャラクターがCGでないと再現できないと思うので、ここの予算はケチらずにやってほしいものです。でないと全部台無しになっちゃうと思います。
キャスティングは大物にこだわらなくていいです。ギャラは節約して是非CGに使って欲しいので!

小説やマンガの映像化については賛否両論ありますが、私は『あくまでも映像は別物であり、解釈の違いを楽しむ』というスタンスで見ています。
そして必ず本を最初に読んでから映像を見るという順ですね。
みなさんはどうでしょうか?

それではまた来月に。
くわわでした。

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