来て見て触ってきました。『TEXTURE』

こんにちは、くわわです。

先日『TEXTURE』という展示会に行ってきました。
平和紙業株式会社さんが8月21日・22日の2日間、広島市西区のアルパーク近くのエディオン1階にあるふれあい広場A・G・T(アジト)にて主催されたものです。

『見て触って感じられる紙の展示会PAPER FIELD』ということで、7人のデザイナーさんが作った個性豊かな作品を遠慮なくペタペタと触りまくってきました。

一概に紙といっても色んな種類のものがあるんですね。 つるつるしたものやざらざらしたもの、ふわふわと毛羽だったものやぴかぴかに反射するもの。見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれます。

 

私が普段手掛けている仕事は平面の紙(一次元)を使用していますが、この展示会では、紙が三次元に展開し、立体的に躍動しています。
これらの作品は、この展示会のためだけに作られたものなので、市場に出回らない自由さからくる遊び心が満載ですが、それでいて実際に商品として使われてもおかしくないほどのクオリティの高さです。

ホテルのアメニティセット(持ち帰りOKのもの)を紙の箱にパッケージした作品は、私がもしホテルの支配人なら即採用するような秀逸なデザインでした。ティッシュケースの蓋が磁石で止められるという芸の細かさ。
ページを三分割してモデルさんの着せ替えができるノートや、魚の種類に合わせて色んな種類の紙を使った魚図鑑などを見ていると、紙の可能性って無限大なんだなあって感じました。

この展示会で一番の収穫は、『OKレインガード』というはっ水紙です。水をはじく紙です。
実際に水を垂らしてみて思わず歓声を上げてしまいました。
『安芸ん堂』の折り鶴ピアスにぴったりの紙ではありませんか!

デジタル化、ペーパーレス…と、我々印刷に携わるものにとって、存在そのものを脅かす言葉が日常的に使われている昨今ですが、こういった作品展を見ることで、デジタルでは味わえない、実際に手に取るものの質感やリアリティの大切さをより一層感じることができました。

これからもこういった展示会などにちょくちょく足を運んで、感性を磨いていかなければいけないな…と思いながら帰途についたくわわなのでした。

また来月お会いしましょう。

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