宮島の大晦日からお正月

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
しましまです。
今年もよい一年になりますように

大晦日の朝に虹を見ました。短時間に2回も!(写真ではわかりにくけど)

宮島での1年最後となる行事、鎮火祭(ちんかさい)は、火難除けの祭りです。厳島神社での神事の後、神職が祓殿の祭壇の斎火(いみび)を御笠浜に設けられた斎場に移し、大松明や小松明に火を点けていきます。御神火を点けた大松明は、「たいまつ、ヨイヨイ。」の掛け声とともに威勢良く御笠浜を練り歩きます。
御神火を燃やした小松明やそぎを持ち帰り家の神棚に供えると、1年間の火難避けの護符になります。(古い小松明やそぎは、とんどでお正月用品と一緒に燃やします。)

元旦に嚴島神社に初詣に行きました。早起きは大変ですけど人が少なくていいですよ。
参拝した時に「歳旦祭」の祭事をしていました。その後で舞楽の「振鉾」が奏せられました。
予定より遅れていました。神社も忙しいだろうな。

今年は子年の杓文字をもらいました。

9時前に嚴島神社の山から初日の出?を見ました。(広島の日の出は7時17分)
宮島で初日の出を見るためには弥山(宮島で一番高い山)に登らないと見られません。

夏だと太陽が島の端から昇るので、もう少し早く見られますよ。

夕日に見えるけど朝日です。
(2019年5月24日5時24分頃)

5日に「地久祭(ちきゅうさい)」の舞楽を見に行きました。
午前5時30分から祭典が行われます。通常嚴島神社の開門時間は6時30分ですが、6時20分頃に行ってみると開門されており、本殿は祭典の最中でした。
7時頃に舞楽が始まりました。

振鉾(えんぷ)

舞楽の最初に舞われ、天地の神と祖先の霊に祈りを捧げ、舞台を清めるという儀式的な要素を持っています。

甘州(かんしゅう

竹が多く生えており、毒虫がたくさん生息している場所でこの曲を奏でると、鳥の鳴き声が聞こえて害を受けなかったと言われています。

林謌(りんが)

昔、甲子(きのえね)の日にこの曲を演奏したと言われています。衣装はねずみの模様の刺繍がされています。ねずみに関する舞楽曲であろうと言われていますが、由来は不明です。

抜頭(ばとう)

インドの話で父親が猛獣に殺されて、息子が仇を討とうと山中に入り、本望を遂げ、勇躍下山する様子を舞にしたと言われています。日の出の舞とも言われています。

還城楽(げんじょうらく)

蛇を好んで食べる中国西域の人が、蛇を見つけて喜ぶ様子を模して舞を作り、見蛇楽(げんじゃらく)と名付けたのが始まりといわれています。

地久祭でしか見られない舞楽の演目が見られてよかったです。
日曜日の為か早朝でしたが思ったより人が多かったです。鑑賞する時は、冬の早朝の海辺は寒いですから、防寒対策はしっかりした方がいいですよ。

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