『羊たちの沈黙』 ~mo-riのシネマシアターvol.21 ~

今月のおすすめ映画は、ジョディ・フォスター出演の(ちょっとオカルトな映画)「羊たちの沈黙」をご紹介します。

ストーリー

若い女性を殺害しその皮を剥ぐという猟奇事件が続発。捜査に行きづまったFBIは、元精神科医の殺人鬼ハンニバル・レクターに示唆を受けようとする。訓練生ながらその任に選ばれたクラリスは獄中のレクターに接触。レクターはクラリスが、自分の過去を話すという条件付きで事件究明に協力するが……。

第64回アカデミー賞で主要5部門獲得

作品・監督・主演女優・主演男優賞といった主要部門を獲得し、ジョディ・フォスターの名が有名になったのがこの映画でした。ジョディ・フォスターは子役時代からそこそこ名前が知られていたのですが、1976年公開のマーティン・スコセッシ監督作品『タクシードライバー』で12歳の少女娼婦アイリス役を13歳にして演じ、全米映画批評家協会賞 助演女優賞や英国アカデミー賞 助演女優賞などを受賞した。その後も1989年公開の「告白の行方」でレイプされる役を演じ、主演女優賞を獲得します。告白の行方の映画を観た時は、固唾を飲むほど引き込まれる名演技でした。
その後この羊たちの沈黙に出演し、再び主演女優賞を獲得したのです。
私生活のほうは、2000年に「レズビアン」と自らカミングアウトし、未婚で2人の子どもを出産しました。彼女はハーバード大学を卒業し、その後コロンビア大学、イエール大学を卒業したという学歴を持つ才女です。

レクター博士役のアンソニー・ホプキンスもこの映画で主演男優賞を獲得し、その後続編のハンニバル、レッドドラゴンに出演しています。ハンニバルとレッドドラゴンも迫力ある映画でした。イギリスのウェールズ地方出身。ウェールズの人たちは「私たちは、イギリス人ではない。ウェールズ人である」というぐらい、ウェールズ人として誇りを持つ人たちが多いのです。この方を最初に観たのは映画「エレファントマン」の時で、とても切なく、主人公の男性(象のような顔を持つ)を守る姿がとても心に染みました。ちょこちょこ脇役が多い方なのですが、彼が出演しているだけでメリハリがある映画になっているのではないかなあと思います。当初は、このレクター博士役をショーン・コネリーにオファーをしていたのですが、ショーン・コネリーが断ったという話でした。
あとこの映画で有名になったのが音楽で、映画の中で流れる曲は怖さを倍にしてくれます。皆さんも一度は耳にしている曲です。

サイコサスペンスな映画の先駆け作品

「羊たちの沈黙」からサイコサスペンス的な映画が多くなった気がします。
ブラットピットの「セブン」などが続々出てきました。これ系の映画はほとんどが後味が悪―い。っと言ってしまう映画が多いのですが、この羊たちの沈黙に関しては、この後彼はどうなるの??と思いつつ、その後ハンニバルとレッドドラゴンへとつながる面白さがある映画ではないかと思います。
毎日に刺激、心臓ドキドキ感を求める方にはぜひこの映画をおすすめします。

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