宮島にある大元神社に百手祭を見に行ってきました

こんにちは、しましまです。
宮島 大元神社(おおもとじんじゃ)の例祭、百手祭(ももてさい)の話をします。

由来は、昔正月7日に厳島神社の境内で行われていた、弓矢の的に甲(こう)・乙(おつ)・ム(なし)の三字を組み合わせ「鬼」に似せた「年始めから勝負を争わない」という意味を込めた謎字を書き、それを射る御弓初(おゆみはじめ)という儀式と、1月20日に大元神社の本殿前で1手2本の矢を百手(200本)射る儀式が明治の神仏分離政策などで一本化したのものが百手祭です。毎年1月20日午前11時から行われる御弓神事です。

祝詞奏上の後に神職が天、左、的(「甲・乙・ム」を組み合わせた謎字が書かれたもの)、地、右の順に矢を放ちます。


祭典が終ると拝殿で神職と参列者による直会(なおらい)で餝飯(ほうはん)が饗されます。
この餝飯は古来の神饌の形式を伝えていると言われています。
神饌に火を使って調理したものを供されるは、珍しく熟饌(じゅくせん)というそうです。

迷字の願い通りに争いのない穏やかな年になるといいですね。

大元神社

大元神社は宮島の中で一番古い神社と言われています。創建時期ははっきりわかっていません。
1168年の古文書に大伴社に記載があり、これが現在の大元神社と考えられます。
今の本殿は1523年に再建されたものです。


御祭神は国常立尊、大山祇神、保食神、相殿神は佐伯鞍職です。
見どころは、中国地方で現存最古の三間社流造と本殿の屋根の葺き方がこけら葺六枚重三段葺(こけらぶきろくまいがさねさんだんぶき)ところです。
こけら葺六枚重三段葺は昭和修理の際に、旧材が発見されて復元されたもので、室町時代はどこにでもありましたが現在は殆ど残っていないそうです。


狛犬は山津波によって長い年月埋もれていたものが発見されて元の位置に戻されました。

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