西日本豪雨から学ぶ。携帯する災害時対応マニュアルを作成しました

災害時対応マニュアルを携帯しやすいように名刺サイズに

皆さんこんにちは。よんです。

2018年7月の西日本豪雨から1年が経ちました。各メディアのニュースを見て、あれからもう1年経つのか…と感慨深くなりました。広島県だけでも100人を超える方々が亡くなるという大きな災害でした。亡くなられた方々にご冥福をお祈りします。

幸い、私の周辺では、それほど被害はありませんでしたが、広島県、引いては西日本に大きな爪痕を残し、生活や仕事、交通面で多大な影響を与えたことは記憶に新しいです。

さて、ニシキプリントでは西日本豪雨の影響もあり、昨年からBCPへの取り組みに力を入れだしました。というのも丁度、社内委員会でBCPへの取り組みを課題にしていた際に、西日本豪雨なる災害が発生し、これは急いで対策しなければという意識が会社全体に広まったのです。

BCPとは?

BCPという言葉が出てきましたが、皆さんはこの意味をご存知でしょうか?

BCPとは「Business Continuity Planning」の略で「事業継続計画」という意味になります。これが何かというと、企業が地震や洪水などの自然災害やテロ攻撃などの緊急事態に遭遇した際、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続、早期復旧を可能とするために、平常時に何をしておくのか、緊急時にはどうするべきなのか、という方法や手段などを取り決めておく計画のことです。 

まさに、西日本豪雨は緊急事態だったわけですが、そのような災害が起きた際に、仕事をいち早く復旧、継続していくための対策、マニュアルなどを作っておくということですね。西日本豪雨の際には多くの企業が危機感を持ったのではないでしょうか。かく言う弊社もそうです。

災害時対応マニュアル

BCPは事業復旧、継続ということなので会社の設備や機材をどうするか、かと思われがちですが(もちろんそれもありますが)、何よりもまずは「人」です。知識・ノウハウ・経験を有した社員は何よりも代えがたい企業の財産です。私のように。←え?

というわけで、まずは災害時の安全確保や安否確認方法などを記載した「災害時対応マニュアル」を作成しました。

災害時対応マニュアル

弊社の災害時対応マニュアルに記載している内容は以下の通りです。

  • 日頃準備しておくもの
  • 災害が発生したらまずはどうするか
    ├ 会社にいる場合
    └ 通勤中や自宅にいる場合
  • 避難場所
  • 緊急連絡先・社内掲示板URL
  • 災害伝言ダイヤルサービスについて
  • その他記入欄など

という内容が記載されています。災害全てを網羅…というわけではありませんが、地震や豪雨などの水害に関してが主となっています。

ちなみに社内掲示板は「BCP掲示板」として運用しています。氏名状況のみをテキストで入力できるシンプルなものですが、昨年の西日本豪雨の際にテスト環境で用意していたものが、そのまま社員の呼びかけで状況確認に使用され大いに役立ちました。今では月一回の定期テストを欠かさず行い、非常時に使用できるように準備しています。

防水の紙「ストーンペーパー」

そして、この災害時対応マニュアルは防水仕様です。

災害時対応マニュアルは防水仕様のストーンペーパーで作られています

災害時対応マニュアルを携帯しやすいように名刺サイズに

災害時のいざというときに濡れて使用できない…では役に立ちません。少しコストはかかりますが、防水仕様のストーンペーパーを使用しています。

また、折りたためば財布にも入る名刺・カードサイズ。嵩張らないので普段から携帯し、いざという時に使えるように考慮されています。

このマニュアルは社員に配布し、なるべく常時携帯しておくようにしています。

今回のマニュアルは、安否確認に重点を置いたマニュアルですが、今後は社内施設、機材、制作したデータなどをどうしていくかが課題になります。こういったマニュアル作りはなかなか大変だなと、制作に携わって改めて感じました。

もし、弊社が作成したような災害時向け携帯マニュアルを制作したい!というご希望がありましたら弊社までお問い合わせください。制作のお手伝いをさせていただきます。

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