デジタルサイネージJAPAN2011に参加!6/10

皆さんお疲れ様です!よんです。
デジタルサイネージJAPANは無事に終了しました。無事に?帰る時に少しトラブルがあったのですが、それはまた次の機会にでも(∀)

6/10の最終日のご報告です。

6/10の朝、すがすがしい…いや曇ってる。雨は降ってないですけど天気は曇り。さて、とりあえず朝ご飯です。

会場は10:00からですから比較的朝はゆっくりできます。

専務とコーヒーを飲みながらまったりした朝。それから今日のスケジュールを確認。今日は、有料のコンファレンスを受けるので有益な情報が得られると期待していました。

ホテルのチェックアウトを済まして会場へ。毎度のことですが、ここアパホテルから幕張メッセは歩いて5分もかからない場所にあります。なんて利便性の良いホテルなんでしょう。

専務とは会場で別れ、私はコンファレンスに直行です。例によって箇条書きですが。以下メモです。

デジタルサイネージのご提案なんていらない!
ユーザー視点から見たデジタルサイネージの課題と活用方

業者からのサイネージの提案はいろいろある。どれも面白い。けどだから何?その先に何があるの?というのが現状。

■JR東日本ウォータービジネス
自販機イノベーション
■単一ブランド機からブランドミックス機の導入
■Suicaによるスピード購入(利便性向上)
※自販機の一番の良さはスピード。Suica購入によりメリットを伸ばした。
※自販機ネットワーク(ある程度のマーケティングが可能)

池袋駅 medhiacure(メディアキュア)
自販機の横にサイネージを置いて広告を流す。デジタルサイネージと接点を持った事例。これはそれほど効果はない。

・次世代自販機(デジタルサイネージ一体型自販機)
缶やボタン部分が全てディスプレイになっている。カメラで人を認識し(年齢・性別など)、自動でその人に合ったオススメの飲み物を表示する。このサイネージのアンケート結果は非常によい。海外メディアが大きく取り上げてくれた。技術力がとても高い。属性情報も取れるのでより効果的なマーケティングが可能。関東圏の駅で500台導入予定。

■メディアコンテンツファクトリー

■医療機関と広告主が収益をあげるビジネスモデル

■何故医療機関はサイネージにお金を払うのか?
「定期的な健診をしないと危ないですよ」と、いうような情報(いい意味で)を表示。

■サイネージで広告を出すことによって、その効果で広告料をペイできる根拠を提示した。
マーケティングは必須。

■サイネージだけではなく、様々なものと一緒に提案する。サイネージはそのプロジェクトの一部でしかない。

■サイネージという名称は使わない。何故か?名前を一言で言ってみても伝わらない。情報表示システムと行った方がよっぽど伝わる。業界関係者はそこを気をつけないといけない。

■医療機関はお金を払うことによって、サイネージによい場所を提供してくれる。逆に無料でサイネージを提供してしまうとぞんざいに扱われてしまう。これにお金を払ってるんだという意識付けは重要。

■一般の人は、サイネージ=広告と考えられている節がある。

■デジタルサイネージは上が導入すると決めても現場ごとに考えが違う。サイネージを導入する「現場」に一番アイデアがある。また、導入する現場を知らないと提案はうまくいかない。モデレーターの江口氏いわく、デジタルサイネージを提案する現場には必ず一度は訪問するという話。

■医療機関(病院)で流す情報は薬局で流さないのか?という質問。流せない。病院側からクレームがくる。勝手な情報を流すと嫌われる。病院と薬局は似て非なる業種。同じだと思わないほうがよい。

■デジタルサイネージのプロデューサーが必要になる。でもそれはどこがやる?誰がやる?顧客、メーカー、コンテンツ制作の業者は揃っている。プロデューサー的な業者がいない。デジタルサイネージ導入は「現場ごと」に様々。それを把握して「現場ごとに」「適切な提案」をしなければならない。今後の課題がそこにある。ただ、メーカーがプロデューサー的な存在を嫌う傾向があるのでは?という疑問。メーカーは単一のハードを売りたい。プロデューサーは適切なハードの提案をしなければならない。メーカーお抱えのプロデューサーは、もちろんそのメーカーのハードしか…という話。ままならない。

■今後、デジタルサイネージは2極化する。
簡単で汎用的なもの。高機能で複雑化するもの。中途半端なものは淘汰される。

さて、最初のコンファレンスは終了!これはなかなかためになる話でした。デジタルサイネージの実際の成功事例や、課題や問題点がよく分かりました。これだけではないと思うのですが、顧客側から見たデジタルサイネージというのは業者が思っている以上によく分からないもので、弊社はこういうことができますよ!と、言っても実際にその効果までは伝わらないし分からないというのが現状のようです。むしろ、そこはお客さん任せみたいになっていると。

それからサイネージ単品というのがどうもダメみたいですね。サイネージはあくまで目的を達成するための手段であり、サイネージを導入することが目的ではないということですね。

このコンファレンスで聞いた内容で印象的だったのは、「別にデジタルサイネージではなくてもよかった。やりたいことの延長上にたまたまデジタルサイネージが当てはまっただけ。」という話です。そりゃそうですよね。何がなんでもデジタルサイネージにすればいいという話ではないです。忘れがちですけど、ハードやコンテンツ業者はそれを念頭に置く必要がありますね。肝に命じておきましょう。

この後のコンファレンスは、「エコサイネージ」というコンセプトのものだったのですが、帰りの飛行機の都合上、全部聞けなかったので割愛します。

最初のコンファレンスの後は昼食を食べて再び展示会へ!の、前に。Twitterでライブ中継も少しやっていたのでこちらにも貼っておきましょう。

 

後から見ると映像が全然付いてきてないですね。コマ送りもいいとこです。orz

音声は普通に聞こえるのであくまで雰囲気だけということで…。

さて、展示会に行ったはいいものの写真撮影がだめなので今回も写真がありません。無念です。

個人的な感想ですが、前回の記事にも書いたのですが、震災の影響はやはり大きなものでした。デジタルサイネージは電力がないと動かないというデメリットがあります。その対策として、ソーラーパネルから電力をまかなう形のサイネージ、それから電子ペーパーも今回の展示会で見ることができました。やはり省電力で稼働するというものは今後増えていくでしょう。

全体的にマルチディスプレイも増えてきている感じがします。展示会だから、ということもあると思いますが、やはり大きいほど目を引きますから効果はあるということですね。それからどこも同じようなコンセプトになるのですが、空間を演出するということがデジタルサイネージでは可能です。例えば、窓のない店内、飲食店の壁面をデジタルサイネージにして、雰囲気をガラリと変える。また、服飾店や不動産の物件を疑似体験できるようになっていたりと、以前はインパクトのある映像が流れるというものが多かったですが、今回はより現実的な使い方が多かったように思います。

個人的にはサイネージもそうですが、電子ペーパーがもっと普及して低コストで導入できるようになればいいな~と感じるところです。

さて、今回のデジタルサイネージJAPAN2011のレポートはこれにて終了です。

途中でいろいろなすったもんだがありましたが、それはまた別の機会にでも(∀)b

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