アンドロイド・タブレット端末購入記

シンです。ゴールデン・ウィークもあっという間に終わってしまいました。私は結局、どこにも出かけず、予定していた部屋の片づけもほとんど手付かずで、きわめてのんびりと休日を過ごさせていただきました。

さて、休み明けから、私の仕事もようやく落ち着いてきたので、そろそろ何か自分の趣味に没頭したいなと思っていたところ、行きつけのパソコンショップで、アンドロイド・タブレット端末が安かったので、衝動買いしてしまいました。今回はこのタブレット端末の購入後の使用感について報告したいと思います。

アンドロイド(Android)OSとは

「アンドロイド」という言葉で私がまず思い浮かべるのは「人造人間」の意味ですが、最近は携帯電話端末用のOSの名称としてすっかり定着しているようです。

Wikiペディアから引用すると、次の通りです。
「Android(アンドロイド)とは、スマートフォンやタブレットPCなどの携帯情報端末を主なターゲットとして開発されたプラットフォームである。Linuxベースのモバイル用オープンソース・オペレーティングシステム、ミドルウェア、主要なアプリケーションからなるソフトウェアスタック(集合)パッケージで構成されている。2011年現在、スマートフォン用のOSとしては、日本およびアメリカではトップシェア。」

そもそもの始まりは、2003年に米国カリフォルニア州に設立された、携帯電話向けソフトウェアプラットフォームを開発する「Android社」です。
この会社を2005年にグーグルが買収した後、一時はグーグルが独自に携帯電話端末の開発を行っているという憶測も流れましたが、2007年11月に、携帯電話用ソフトウェアのプラットフォーム「Android」が、グーグル、米クアルコム社、独通信キャリアのT-モバイル(T-Mobile International)社などが中心となり設立した規格団体 「Open Handset Alliance」(オープン・ハンドセット・アライアンス、OHA)から発表されました。

Androidは誰にでも無償で提供されるオープンソースで、2008年10月以降、対応する携帯電話が多数販売されています。競合するモバイル向けプラットフォームとしては、米マイクロソフト社のWindows Phoneやフィンランドのノキア社(旧シンビアン社)のSymbian OS、米クアルコム社のBREW、アップル社のiOSなどがあります。

余談ながら、Androidのロゴには緑色のロボットのキャラクターが使われています。このキャラクターには正式名称はなく、ユーザーによって様々な名前で呼ばれていますが、日本では「ドロイド君」と称されることが多いそうです。

アンドロイド・タブレット端末で何ができるのか?

買ったきっかけは、何だか面白そう、という単純なものでした。値段も1万円ちょっとと手ごろでしたし。もちろん、下手をすると、役に立たないオモチャに1万円を使ってしまったということにもなりかねないわけですが、その時は物欲の方が勝っていたのでした。

プライベートでは携帯電話とは無縁の生活を送っている私にとって、アンドロイドというOSはまったく未知のOSでしたので、この端末がどんなふうに使えるのか、買ったときは全くの白紙の状態でした。しかし、一応これくらいは使えてほしいという漠然とした希望のようなものはありました。私は今枕元にデジタル・フレームを置いて、主に画像の閲覧に使っていますが、管理する画像の数が増えると、反応が極端に遅くなるというのが悩みのタネでした。アンドロイド端末なら、パソコンには及ばないまでも一応OSを持ち、作業メモリもあるのでこうした画像の処理は早いのではないかと考えたのです。

もう一つはデジタル・フレームでは不可能なPDF文書の閲覧、さらには電子書籍への対応です。パッケージにはPDFが読めるということははっきり記載してありませんでしたが、アンドロイドOS自体はPDFに対応しているはずなので、大丈夫だと判断しました。

まずは、箱から取り出して充電から

この手の製品のお約束で、箱から取り出してすぐに充電し始めましたが、あらかじめ充電済みらしく、すぐに満充電の状態になりました。おそらく、充電しておかないと、全て初期状態に戻ってしまい、都合が悪いからでしょう。ちなみにこの端末は中国製ですが、一応国内のメーカーが販売しているので、初期不良時のサポートも安心のようです。中国製の端末の中には、一万円を切る値段のものも多数ありますが、そういうものはたいてい、販売店のみでの1週間程度の初期不良対応になってしまうことが多いようです。

充電が完了したところで、電源ボタンを長押ししてアンドロイドOSを起動してみます。ドロイド君が登場して、ちょっとユーモラスな感じがします。でも、私にはどう見ても「アンドロイド」ではなく「ロボット」にしか見えないのですが…。

起動すると、いたってシンプルなパソコンのデスクトップのような画面が出てきます。
ためしにテキスト、画像、動画、PDFなどを保存したマイクロSDカードを読ませてみました。

画像、PDFは問題なし。特にPDFはAdobeのAcrobat Readerが最初からインストール済みなのにはちょっと驚きました。この端末のアンドロイドOSのバージョンが4.0と現在の最新のものだからなのかはわかりませんが、普通のパソコンでも、大手家電メーカー製以外ではAcrobat Readerは自分でインストールしなければならないのがほとんどですから。

動画についてはデジタル・フレームと同じく、再生できる種類はごく限られているようで、あまり使えない感じです。しかし、一番の問題はテキストファイルで、開けるものと開けないものがあります。どうやら文字コードの問題のようです。それにテキストファイルを開く時に、テキストビューアではなくWebブラウザが起動するのも気になるところです。これは自力でテキストビューアを入れてやらないと解決できそうにありません。

GOOGLE PLAY STOREでアプリ探し

自分が気に入ったアプリを入れたりしてタブレット端末をカスタマイズするには、Wi-Fi(無線)通信でGoogleが運営しているGOOGLE PLAY STOREに入る必要があります。まずWi-Fi(無線)通信が使えるように端末を設定。ちょっと手間取りましたが、何とかできました。

GOOGLE PLAY STOREに入るためには、まずGOOGLEアカウントを作成する必要がありますが、アカウントさえ作ればあとは簡単にSTOREに入って色々なアプリをダウンロードできますので、色々と入れてみました。テキストビューアはもちろん、EPub形式の電子書籍のうち、Public Domain(著作権切れ)扱いの無料の電子書籍も何冊かダウンロードできました。EPub形式のものは端末の画面サイズに応じて文字サイズなどを変えられるので問題ありませんが、問題はPDF形式の文書です。もともとA4版のサイズで作成されているものがほとんどなので、私の端末の7インチの画面では四方に余白が出る上、文字が読めないくらい小さく表示されてしまいます。

どうしたものかと思案していると、何やらAcrobatの画面の右上の方にボタンのようなものが出ているのに気づき、それをクリックしたところ、何とテキスト形式で画面一杯に表示できました。もちろん、この方法は対象のPDFがフォント情報を持っているものに限られるため、スキャンなどで完全に画像になってしまっているPDFでは無効のようですが、会社でも毎日のように使っているAcrobatにこんな使い方があるとは、恥ずかしながら初めて気づきました。

終わりに

結論から言えば、現状では「タブレット端末」は「タブレットPC(パソコン)」とは別ものと思った方がよいでしょう。タブレット端末は、一般的なパソコンに比べ、できることは非常に限られており、そのままではパソコンの代用にはならないと思っておいた方が、後でがっかりしなくて済みます。とはいえ、タブレット端末の高性能化は急速に進んでおり、デスクトップと遜色ない性能のCPUを搭載したものも既に登場しているようですので、「タブレット端末=タブレットPC」となる日も近いのかもしれませんね。

さて、予想以上にアンドロイド・タブレット端末が使えることに気を良くして、さらに大画面で快適に電子書籍を読みたいと思っていたところ、iPad(初代)の中古が約20,000円と安かったので、またまた衝動買いをしてしまいました。画面の大きさ、きれいさは噂どおり文句なしでしたが、意外な落とし穴が…。このiPad購入の顛末は、またの機会に。では、今回はこの辺で。

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