WordやExcelなどのデータから印刷物を作る!

どうも、よっさんです。

「印刷会社で働いている」と言うと
すご~い \(◎o◎)/ という反応をされることがよくあります。
ちっともそんなことはないのですが、
こういう反応が返ってくる背景には
敷居が高く、専門的で、取っつきにくい…という
印刷会社のイメージがあるようで…。

確かに、ニシキプリントでは
IllustratorやInDesignといった
専門のDTP(=DeskTop Publishing)ソフトを使っています。
これらのソフトは、デザイン職や印刷業界以外では
あまりお目にかからないものばかりです。

そんなソフトなんて持ってないし使えないから、
印刷物を作るには印刷会社に編集をお願いするしかない…

いえいえ、そんなことはありません!

最近では、
DTPソフトを持っていない、知識もない、そんなあなたでも
手持ちのWordやExcelのデータから
手軽に印刷物を作ることができるようになりました。

それは、「PDFファイルを作成する」という方法です。

PDFとは、Portable Document Formatの略称で、
そのまま商業印刷に使用することができるファイル形式です。
多くの印刷会社でデータ入稿形式として推奨しています。

ホームページ上で文書を公開する際によく使われているので、
誰もが一度は開いた経験があるのではないでしょうか。

WordやExcel、PowerPoint、
ジャストシステム社製の一太郎といったソフト
(以下「MS Office系ソフト等」とします)は、
家と職場、あるいは家と学校といったように
異なるパソコン環境で開いた時、同じデータであっても
体裁やフォントが変わった!という現象が起きてしまいます。

それをPDFファイルに変換することで、
特定のパソコン環境に左右されず
ほぼ同じような状態で文章や画像等を閲覧することができるのです。

PDFファイルを閲覧するだけなら
Adobe Reader(フリーソフト)があればOKですが、
作成にはAdobe AcrobatなどのPDF作成ソフトが必要です。

ただし、Office2007であれば
マイクロソフト純正のPDF変換アドインを使用することで、
Office2010であれば
保存の際にファイルの種類で「PDF」を選択することで、
PDF作成ソフトがなくても印刷用PDFを作成することができます。
※写真や画像の解像度が低くなるので、
 文字情報が中心のデザイン、もしくは
 手軽にPDFファイルを作成したい場合にお薦めします。

PDFを作成する際のポイントは、
できる限り高品質になるように設定すること。
そうすれば、フォントが化けず(=フォントの埋め込み)
商業印刷に適した高解像のPDFを作成することができます。

★PDFに変換できない場合…★
MS Office系ソフト等をそのまま印刷会社に渡しても
もちろん対応できます。

ただし、PDF形式での入稿に比べてリスクが高いので、
レイアウト見本を添付することをお願いしています。
これは、上でも述べた
「体裁やフォントが変わった!」現象がないかを確認するためです。

多くの印刷会社では(もちろんニシキプリントも)、
PDFファイルに限らずどのファイル形式であっても
データチェックや全体の体裁を確認するために
レイアウト見本の添付をお願いしています。
※レイアウト見本とは、
 印刷用データをプリントアウトしたものや
 印刷用データを画像ファイルに変換したもの、もしくは
 データを表示した画面を
 スクリーンキャプチャ(スクリーンショット)したものです。

専門ソフトがなくても、印刷会社はもっと身近です。
さあ、あなたも手持ちのデータで印刷物を作ってみませんか?!

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