電子出版EXPOに参加!初日の雑感と電子出版の今後

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皆さんお疲れ様です。よんです。
昨日からTwitterでもつぶやいていたのですが、私は東京ビックサイトで開催されている電子出版EXPOに参加してきました。ちなみに東京国際ブックフェアは本日から開催されます。今日は9時半からテープカットがあるのでその様子も見てきます。

さて、昨日の内容なのですが、羽田空港から京浜急行バスに乗ってビックサイトへ。幸いすぐの便があったので9時半にはビックサイトへ到着。久々にビックサイトへ来ましたがやっぱりでかい。そして広い。

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まずは10時から始まる国際講演へダッシュ!無料ですから申し込みがいらないかと思ったら申し込みがいるとのこと。そういうことは早めに言って…。まーそれでも申し込みと招待券提示して会場へ。

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無料ドリンクが付いてました!使い忘れたけど…orz

私が入った時はまだそれほどいっぱいではなかったので前の方も空きがありました。こういう時は必ず詰めずに座る人がいるので前の方も空きがあります。案の定最前列に空きがあってそこをゲット!( ̄ー ̄)ニヤ

そして時間になり講演者登壇。

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左からモデレータ役、丸善の代表取締役 小城氏、それから講演者の楽天の代表取締役 三木谷氏、講談社の代表取締役 野間氏、IDPFのビル・マッコイ氏。すごい顔ぶれです。

三木谷社長の手には先日発表されたkobo touchが!…意外と小さいです。ちなみに楽天の出展は本日からのようなのでkoboも今日からお披露目のようですね。

ビル・マッコイ氏は英語で話されるのでリアルタイムに通訳が聞こえるようにこのようなものが。

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さて、いつものように以下は講演のメモ書きです。

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koboは読書革命
190ヶ国 900万人 240万冊
世界初 世界標準epub3対応リーダー
日本の書籍は海外にも人気
日本の本屋の数はアメリカの4倍

電子書籍市場の健全な発展が鍵
ガラケーよりもスマフォの電子書籍の売り上げが増えた

koboと楽天の組み合わせは非常に面白い。グローバルな端末に。
マーケット的なものでいえばア○ゾンより上?
楽天はリアルな市場とリンクしていく方針

なぜkoboを買収?
日本の企業としてグローバルにしていきたい
日本のコンテンツは素晴らしい
電子書籍は哲学的な、商売的なものとしても素晴らしい
子供の読書離れ
読んできた本によっても自分というものは形成される

海外は書籍の消費税はかからない?

kobo voxという別端末
専用端末は用途によって増えていく
紙と電子、今のところマイナスはない

コミック、書籍はいずれ売り上げは紙の2~3割いくのでないか?
教科書が電子化すれば劇的な変化が期待できる。次世代は電子書籍に違和感なし。

プラットフォームは今後進化する。それによりさらに端末の低コスト化が進めばより進むのでないか。

データのフォーマットは一つにしたい
epub3が重要なのではなく、HTML5と連携できるということが重要。
epub3は日本のエキスパートによりスタンダードになりつつある

世界の流れも電子書籍を推進する流れ
海外の出版社はgafma ガフマという言葉を使う
Google Amazon Facebook Microsoft Appleとどう付き合うかということ

楽天は地方の小さい出版社を応援したい

■まとめ
楽天
電子出版は紙のピンチではなく新たなチャンス
さらにグローバル化で

講談社
国内は紙市場で勝つ
それから電子
いずれは紙、電子、国内、海外全てを視野に

ビル・マッコイ氏
映画と同じ、演劇と同じでこれから変わっていくコンテンツ

丸善
リアル書店から電子書籍は始まる

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と、まーこのような内容でした。え?よく分からない?
なんでしょう…私もこの講演は楽天のkoboばかりが目立っていたように感じます。ただ特筆すべきはやはりそこです。日本の企業が世界標準仕様のepub3を取り入れたリーダーを出してきた。しかもそれは電子ペーパーでさらに7,980円という思わず衝動買いしてしまいそうなお値段。いや、今この場で売っていたら確実に買っていたでしょう。

この後のIDPFコンファレンスでも何度も言われていたことですが、今回のこのイベントの一番のポイントは、日本の企業が、日本の大手企業が、ガラパゴスと言われた日本が、ようやく「世界標準」という流れに乗った、ということだと思います。これは大きな進歩ですね。

楽天、講談社もSONYも丸善もその他の企業もEPUB3、HTML5という標準仕様でいくという意志が見れたように感じます。

本当にようやくという感じです。講演者の誰かが言っていました。電子書籍の歴史はファイルの作り替えの歴史だと。ぶっちゃけ面倒なことこの上ないですよ?私も作り手側の人間ですからなんとなく分かるのですが、考えただけでぞっとします。

ただ、ようやく仕様が決まったとなればこれからは、思う存分その仕様で作れる訳です。仕様が変わるかもしれないものに労力もコストもさけられないのが現状ですからね。電子出版業界はこれからということなのではないでしょうか。

そのIDPFコンファレンスについてはまた後日詳細を書きたいと思います。

初日はこんな感じで。今日は展示会場巡りをしていきたいと思います!

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