手作りの門松

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

私はお正月を迎えるにあたり、
年末の恒例行事として、門松作りをしています。

もともとは、家族が大掃除をしているさなかに
避難すべく、実家へ寄ったついでに作ったのが始まりですが
意外にも家族からの評判が良く、好まれるので毎年作っています。

門松と言っても、玄関に飾られるような立派なものではありませんが
適当な竹を切って紐でくくり、松や南天の実を添えるだけでも
充分お正月っぽくなります。

南天と言えば、実家の南天畑では惜しげもなくほうぼうに実っており
特に有り難みも感じずに伐採しておりましたが
町内のスーパーで一枝700円ちかくで売られているのを見て驚愕しました。
それ以来、特に大事にしております。

年末年始を終えた門松は、地域の「とんど」の日に焼くのが習わしです。
大きく組んだ竹がごうごうと燃えるなか、各家庭の門松や
書き初め、鏡餅などが一緒に焼かれます。
その日は豚汁やぜんざいなどもふるまわれ、
子どもたちはパンパンと音を立てて焼ける竹に怯えながらも
火の回りを走り回って遊びます。
我が家の門松も無事に役目を終え、とんどの火と一緒に
空高く舞い上がりました。

雪の混じるなか、適当な竹を探し求めて歩き回ったせいで
すっかり風邪をひいたお正月休みでしたが
季節の行事を肌で感じられるのも
田舎暮らしの良いところかも知れません。

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